「歯が痛くて何も手につかない」「眠れないほど、歯痛に悩まされている」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
歯が痛くなる原因には、さまざまなものがあります。
歯が痛いと、日々の食事がスムーズにできなくなるのはもちろん、仕事や勉強が手に付かなかったり眠れなくなったりする可能性も。
どれだけ日頃から歯の健康を意識していても、歯痛は突然襲ってくることもありますよね。
そこで本記事では、歯の痛みの主な原因5選や対処法、NG行動について詳しく解説していきます。
歯の痛みの主な原因5選
ここからは、歯が痛くなる主な原因について解説していきます。
- むし歯
- 歯肉炎
- 歯周病
- 知覚過敏
- 親知らず
多くの方は「むし歯」を思い浮かべると思いますが、痛みの原因はさまざまで、下記の5つのようなトラブルが考えられます。
むし歯
歯が痛い原因の1つ目は「むし歯」です。
むし歯は、歯が痛くなる原因として、もっとも代表的なもの。初期であれば、自覚症状がない場合も多く、そのまま放置してしまう可能性もあるでしょう。
しかし進行していくと、歯に穴が開き、冷たいもの・熱いものがしみたり痛みを伴ってきます。
神経に達してしまったときには、ズキズキと激しい痛みに襲われて、眠ることができない場合も。
むし歯の予防には、毎日の正しい歯磨きはもちろん、定期的な歯科検診が効果的です。
歯肉炎
歯肉炎とは、細菌の感染で歯ぐきが炎症を起こしている状態のことです。
歯肉炎の症状は、歯ぐきが赤く腫れ上がったり出血したりすることも。歯が浮く感じがすることもあるでしょう。
痛みが少ないからといってそのまま放置してしまうと、深刻な歯周病となり、歯を失ってしまう可能性もあるため早めの対応がポイントです。
歯周病
歯の痛みの原因3つ目は「歯周病」です。
歯周病とは、歯肉炎が進行して歯を支えている周囲の骨が溶けて減っている状態のことで、最終的には歯が抜けてしまいます。
歯周病になってしまう主な原因は「磨き残し」です。磨き残しによって、どんどん歯垢(プラーク)や歯石が蓄積してしまいます。
この「歯石」の中には、歯周病の元となる細菌が隠れているのです。
また喫煙も、歯周病リスクを高める要因のひとつ。
歯周病の症状には、歯磨きの際に出血したり、歯が長くなったり(歯ぐき下がり)などがあります。それだけでなく、口臭が気になり、歯が浮く(グラグラする)ことも。
予防策として、歯磨きだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯磨きだけでは対応できない部分も綺麗にしましょう。
一方で、歯周病は痛みがなく進行することも多く、サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも表現されるようにひどくなるまで病気と自覚されることの少ない病気です。
そのまま放置しておくとその歯の寿命が短くなるばかりか健康な歯にも悪影響をおよぼし、お口の中全体が悪くなっていきますので、定期的な歯科検診も忘れてはいけません。
知覚過敏
知覚過敏で、歯が痛いと感じることも。
知覚過敏とは、冷たいものや熱いものなどの刺激によって、歯に刺すような痛みが走ります。
痛みを感じる部分にむし歯がない場合には、知覚過敏であるケースが多くなるでしょう。
発症する主な原因として、強いブラッシングや歯ぎしり・食いしばりなどが挙げられます。
またむし歯の治療後に、刺激が伝わることで、一時的に「知覚過敏」の症状が現れるケースも。
知覚過敏には、歯ぎしりを防ぐマウスピースの使用や、レジンなどで象牙質を覆う治療を行うのが一般的です。
親知らず
親知らずが原因で、歯痛の症状が現れる場合もあります。
親知らずとは、永久歯の中でもっとも奥にある歯のことです。
真っ直ぐに生えてくることは稀で、歯肉の中に埋もれていることがあったり、斜めに生えて来たりするのが特徴。
親知らずが痛む原因として、周りの歯を圧迫していることや、歯肉を突き破って生えてくることなどが挙げられます。
また、親知らずの周りは非常に磨きにくく、細菌が溜まりやすい場所。そこから炎症を起こして「智歯周囲炎」となることもあります。
智歯周囲炎症(ちししゅういえん)の詳細は、下記のコラムに記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
歯茎の腫れや膿が溜まってしまう原因とは?応急処置や注意点について解説!
歯の痛みがあるときの対処法
歯の痛みを感じたときには、どのように対処するのが良いのでしょうか。
できるだけ早く歯科受診をする
歯が痛いと感じた場合は、できるだけ早く歯科受診するのがおすすめです。
自分で「むし歯かな?」「歯肉炎かな?」と思っていても、診察してみなければわからないこともあります。
正確な原因を突き止めることで、もっとも適切な処置を行なってもらえる点も魅力。
「仕事終わりだと、診察が終わっているのでは?」とお悩みの方は、和手歯科医院にご相談ください。平日は19:30まで受診できるため安心です。
患部を冷やす
歯科医院を受診できない時間帯であれば、患部を冷やすのも効果的です。
保冷剤や冷感ジェルシートなどを患部に当てると、一時的に痛みが和らぐこともあります。
これは、炎症を起こしている部分の血管が収縮して、進行を抑える作用があるため。
冷やす場合には、氷などを直接あてずに、タオルなどで包むようにしましょう。
また、冷やしすぎには注意しなければなりません。目安としては10分〜15分程度冷やして、様子をみるのがおすすめです。
鎮痛剤の服用
鎮痛剤の服用も、痛みを和らげる効果が期待できます。
処方されている薬があれば、我慢せずに飲みましょう。
処方されていない時には、市販の鎮痛剤でも問題ありません。
ただし、鎮痛剤の服用で痛みが和らぐのは、一時的なものです。
長期的な服用は避けて、早めに歯科受診をしましょう。
歯の痛みがあるときのNG行動
歯が痛い時に、やってはいけないNG行動にはどのようなことがあるのでしょうか。
歯の痛みが悪化しないよう、チェックしておきましょう。
入浴
入浴は、体が温まり、血行が促進されてしまいます。
歯の痛みの主な原因のひとつである「炎症」は、血行の促進によって、さらに悪化する場合も。
歯が痛い時には、なるべくぬるめのシャワーで済ませると良いでしょう。
飲酒や喫煙
飲酒や喫煙も、痛みの悪化につながる要因となるため気をつけなければなりません。
アルコールには、刺激の強い成分が含まれているため、痛みが強くなることも。
タバコは、ニコチンによって歯を刺激します。それだけでなく、口の中の血行が悪くなるため、治癒力が低下してしまうのです。
むし歯や歯周病などを治療している場合には、症状が長引いてしまう恐れもあるでしょう。
激しい運動
激しい運動も、やってはいけないNG行動のひとつです。
血行が促進するのはもちろんのこと、体温の上昇も伴うため、より痛みを感じやすくなります。
また、運動による振動が歯に伝わり、鋭い痛みを感じることも。
どうしても身体を動かしたい時には、軽いストレッチやウォーキング程度に留めておくのがおすすめです。
歯の痛みでお悩みの方は和手歯科医院にお任せください
「歯の痛みがひどい」「痛み止めも効かず、睡眠もままならない」とお悩みの方は、歯周病学会認定医がいる和手歯科医院の受診をお勧めします。
患者様、一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な治療をお約束いたします。
小さなお子さまでも楽しく通える環境を整えているので安心です。
「歯医者は、痛いから苦手…」という方も多いはず。
そんな方も安心して通えるよう、当院では「痛みを最小限に抑える治療」を心掛けています。
事前にしっかりと説明を行い、ご納得いただいてから患者様の希望に沿った治療を行います。
一般歯科だけでなく「矯正治療」や「インプラント」など、さまざまな歯の悩みに対応していますので、ワンストップで治療できるのもポイントです。
阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。
矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ|歯の痛みを感じたら早めに歯科受診を!
本記事では、歯の痛みの主な原因5選や痛みがある時の対処法、NG行動について詳しく解説してきました。
歯が痛くなる原因は「むし歯」や「歯周病」「知覚過敏」などさまざまですので、自分では判断できないケースも多いはずです。
痛いと感じたら、先延ばしにせず、できるだけ早めに歯科受診を検討しましょう。
冷やしたり鎮痛剤を飲んだりするのは、あくまでも「応急処置」であり、痛みの原因は解決できていません。
また定期的な歯科検診を習慣づければ、常に早めの処置をしてもらえるため、歯が痛くなるリスクも軽減できるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。