「インビザライン矯正ができない人の特徴について知りたい!」
「インビザラインができない場合、どのような選択肢があるの?」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
インビザラインとは、マウスピース矯正の一種であり、最先端のマウスピース矯正のことです。
世界シェアNo.1を誇っており、2025年現在では世界100ヵ国以上で提供され、1,950万人の人たちが治療を受けています。
このように、多くの方に選ばれているインビザラインですが、できない人がいるというのは本当でしょうか?
本記事では、インビザラインができない人の特徴やインビザライン以外の治療法について詳しく解説していきます。
歯列矯正について検討している方の参考になると幸いです。
インビザラインができない人の5つの特徴
さまざまな症例に対応しているインビザラインですが、中にはインビザラインでの歯列矯正ができない人もいます。
インビザラインができない人の特徴は、下記の5つです。
- 重度の叢生(ガタガタした歯並び)
- 重度の出っ歯
- 重度の受け口
- インプラントが入っている場合
- 重度の歯周病にかかっている場合
ひとつずつ解説していきます。
重度の叢生(ガタガタした歯並び)
インビザラインができない人の特徴1つ目は、重度の叢生です。
叢生とは、歯が重なったりねじれたりしてガタガタに生えている状態で、八重歯も叢生に含まれます。
歯の大きさと比べて顎が小さいためデコボコになっており、別名「乱杭歯(らんぐいば)」とも呼ばれています。
叢生は、スペース不足によって引き起こされているため、複数本の抜歯が必要となることもあるので注意しなければなりません。。
抜歯を伴う症例の場合、歯の移動距離が長くなってしまうためインビザラインでは対応できない可能性もあります。
ただし、八重歯の矯正は、インビザラインで対応可能となるケースも。
八重歯はどの程度なのか?骨格に問題はないのか?などによって、治療できるかどうかが変わってきます。
また、歯を動かす距離が大きい場合には、インビザラインとワイヤー矯正との併用を提案される場合もあるでしょう。
重度の出っ歯
インビザラインができない人の特徴2つ目は、重度の出っ歯です。
出っ歯は別名「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれており、不正咬合の一種。
歯が大きく前に出ていたり、上顎と下顎に大きなズレ(骨格の問題)があったりする場合は、インビザラインでの矯正は難しいかもしれません。
ただし、軽度〜中度の出っ歯であれば、インビザラインだけで矯正可能となるケースもあるでしょう。
重度の受け口
インビザラインができない人の特徴、3つ目は「重度の受け口」です。
受け口は、下顎前突(かがくぜんとつ)やしゃくれとも呼ばれ、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている噛み合わせのこと。
不正咬合のひとつで、下顎が急激に成長したり上顎が小さすぎたりすると受け口になります。
重度の受け口の場合は、抜歯はもちろん「外科手術」を伴うケースが多く、インビザラインだけでの対応は難しくなるでしょう。
インプラントが入っている場合
インプラントが入っている場合、インビザラインでの矯正治療が難しいケースもあります。
インビザライン矯正で動かせる歯は「天然歯」だけです。
インプラントは、顎の骨に埋め込んだネジを人工歯の土台にしていますので、力を加えても動かすことができません。
しかしながら、インプラントが入っていても、インビザラインで治療できることもあります。
インプラントの歯は動かすことはできませんが、他の天然歯を移動させ、歯列を整えることができるのです。
インプラントの本数が多ければ難しいですが、数本であれば、インビザラインで治療できることもあるでしょう。
重度の歯周病にかかっている場合
重度の歯周病の方は、インビザラインだけではなく、歯列矯正を行うこと自体が困難です。
歯周病が重症化すると、歯を支えている顎の骨や歯槽骨にまで炎症が広がります。
歯を支えている骨がもろくなったり溶けてしまったりすると、歯列矯正で加わる強い力に耐えることができず、抜けてしまう可能性も。
歯周病が進行している場合は、歯周病治療を優先し、症状が落ち着くのを待ちましょう。
インビザラインができない人の治療方法
インビザラインでの矯正治療が難しい場合、どのような方法で歯列矯正すれば良いのでしょうか?
- ワイヤー矯正
- ワイヤー矯正+インビザライン
- ブラーバ+インビザライン
それぞれ確認していきましょう。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は古くから使用されている矯正方法のひとつで、実績も多く、さまざまな症例に対応しています。
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
幅広い症例に対応しているのがポイントで、歯を大きく動かせることから、重度の叢生や重度の出っ歯なども治療できます。
ワイヤー矯正のデメリットとして、矯正装置が目立ちやすいことや、歯磨きが難しいことが挙げられます。
ワイヤー矯正の流れについて、さらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください!
ワイヤー矯正の基本的な流れは?治療期間や矯正中の注意点について解説!
ワイヤー矯正+インビザライン
インビザラインだけでの矯正治療が困難な場合、ワイヤー矯正と併用することで、対応できることもあります。
コンビネーション矯正とも呼ばれており、ワイヤー矯正で歯を大きく動かしてから、インビザラインで細かい調整を行う方法です。
コンビネーション矯正のメリットは、一般的なワイヤー矯正よりも、ワイヤーの装着期間が短くなる点。
ただし、費用は比較的高額になるケースが多いため、事前にしっかりと検討するようにしましょう。
ブラーバ+インビザライン
インビザラインだけでは矯正治療が困難な場合、ブラーバを併用して対応するケースもあります。
そもそも「ブラーバ」とは、歯の裏側に形状記憶合金製の独立したアームを取り付け、ワイヤーを使わずに歯を1本ずつ細かく動かす最新の裏側矯正技術です。1度装着すると、調整が不要で治療が進められるのが大きな魅力となっています。
アメリカで開発され、日本でも利用可能になった新しい矯正方法で、目立ちにくく歯にかかる負担が少ないというメリットも。
当院でも、ブラーバ+インビザラインの治療を行っております。一般的な舌側ワイヤー矯正よりも、リーズナブルな価格設定になっていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
インビザラインが向いていない人
インビザラインができない人の特徴には当てはまっていなくても、インビザライン矯正に向かない人がいるのも事実です。
向かない人の特徴は、装着時間を守ることができない人。
インビザラインは、1日あたり「20時間〜22時間」装着しなければなりません。
装着時間を守ることができなければ、計画通りに治療を進めることができなくなります。
矯正期間が長くなったり、追加費用が発生したりする可能性もありますので、必ず守るようにしましょう。
また、定期通院ができない方も、インビザラインは向いていません。
インビザラインは、2〜3ヶ月に1度程度の通院が必要です。他の歯列矯正と比べると、通院回数は少なくなりますが、定期的に足を運ぶことができないという方にはおすすめできません。
定期通院では、マウスピースの交換だけでなく、計画通りに治療が進んでいるのかについてもチェックします。
事前に引っ越しや入院が決まっていて、通院が難しい場合には、時期をずらすなどの対応を取りましょう。
子どもはインビザラインで治療できる?
小さなお子さまでも、インビザラインでの歯列矯正はできるのでしょうか?
子ども向けの矯正方法には「インビザラインファースト」があります。
永久歯と乳歯が混在する「6歳〜12歳」頃の子どもが対象です。
その他の適応条件として、第一大臼歯が生えていることや、少なくとも切歯2本が2/3以上生えていることがあります。
しかし、親御さんの中には「子どもが装着時間を守れるのか不安…」という悩みをお持ちの方も多いですよね。
インビザラインファーストの装着時間も、インビザラインと同様「20〜22時間」となっています。
マウスピースをつけ忘れたまま学校に行ったり、寝てしまったりすると、矯正治療が計画通りに進みません。
お子さま自身で装着時間を管理することは難しいため、保護者のサポートが必要不可欠です。
「子どもが装着時間を守れそうにない」と不安に感じる場合には、「急速拡大装置」を使用する方法もあります。
お子さまにとってどちらが良いのかは、口腔内の状態やお子さま自身の自己管理能力によって異なりますので、担当医師としっかり相談するようにしましょう。
まとめ|インビザラインができるか歯科医院に相談してみよう
本記事では、インビザラインができない人の特徴5選や、インビザライン以外の矯正方法について詳しく解説してきました。
インビザラインは、世界シェア率No.1を誇っている最先端のマウスピース矯正です。
たくさんの方々がインビザラインの矯正治療を受けていますが、中には「できない人」もいます。
重度の叢生や出っ歯・受け口の症状がある場合には、インビザラインだけでの治療は難しいかもしれません。
また、インプラントの本数が多かったり、歯周病が進行していたりする場合も対応できません。
まずは歯科医院を受診し、自分に合った矯正方法を見つけることが大切です。
「ワイヤー矯正は避けたい…」
「自分の歯並びが、インビザラインに対応しているか相談したい!」
とお悩みの方は、ぜひ1度「和手歯科医院」にご相談ください。
当院では「見た目だけの矯正」に留まらず、トータルバランスを重視した矯正設計を行っています。
ただ歯をまっすぐに並べるのではなく、顎の安定や顔立ちの調和まで見据えた「機能性」と「審美性」を両立する治療を大切にしている点もポイントのひとつ。
大阪の大型医療法人で豊富な経験を積んだ担当医が、矯正治療を担当しており、日本矯正歯科学会認定医である「矯正専門医との連携」も行っているため、安心して矯正治療をお受けいただけるはずです。
患者さま一人ひとりのお口の状態に合った矯正方法をアドバイスいたします。
「矯正は高額だから、費用を払えるのか不安」という方もいますよね。
和手歯科医院では、どんな方でも無理なく矯正治療が受けられるよう「トータルフィー制度」を採用!
トータルフィー制度は、最初にお支払いいただいた金額に「調整費用」「観察費用」が含まれており、毎回の通院費がかからない制度です。
また、デンタルローンを利用することで、120回までの分割払いが可能!費用面での不安を軽減できます。
阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。
矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。