甲子園駅徒歩1分の歯医者医療法人和手会 和手歯科医院
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歯周病にマウスウォッシュが逆効果になるって本当?正しい使い方や注意点を解説!

「歯周病にマウスウォッシュが逆効果って本当なの?」
「歯周病で口臭が気になる時には、どんな対処法がおすすめ?」

このような疑問をお持ちの方も多いですよね。

歯周病は、歯を失う原因の1位となっています。

年代別で見てみると、50代以上の方は「2人に1人」が歯周病という結果です。

15歳〜24歳という若い層においても、20%以上の人が歯周病になっているため、マウスウォッシュは本当に逆効果なのか気になるところですよね。

そこで本記事では、歯周病にマウスウォッシュが逆効果と言われる理由や正しい使い方、注意点について詳しく解説していきます。

「歯周病なのに、これまでずっとマウスウォッシュを使っていた!」
「マウスウォッシュの、正しい使い方が知りたい!」

という方のお悩みを解決できると幸いです。

歯周病にマウスウォッシュ(洗口液)が逆効果と言われる理由

歯周病は、歯の周りの歯茎(歯肉)に炎症が起こり、進行してしまうと歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

歯磨きするだけで出血してしまったり、口臭がキツくなったりするのも特徴のひとつ。

そのため「マウスウォッシュ(洗口液)」を使用している方も多いかもしれません。

歯周病についての詳しい内容は、下記の記事でまとめています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

歯周病患者の割合はどれくらい?効果的な予防法を解説!

しかし、ネットで検索していると「歯周病にマウスウォッシュは逆効果」というキーワードを見かけることがあります。

歯周病にマウスウォッシュは逆効果と言われる理由の1つが「お口の中の乾燥」です。

マウスウォッシュには、アルコールが含まれているタイプが多く見られます。

アルコールが入ったマウスウォッシュは、お口の中の爽快感が増幅する一方で、乾燥しやすくなるデメリットも。

口内が乾燥すると、唾液の分泌量が減ってしまうため、自浄作用が弱まってしまいます。

そのため、歯周病を悪化させる可能性もあるでしょう。

歯周病にマウスウォッシュが逆効果と言われる2つ目の理由は、歯磨きをせずにマウスウォッシュだけ使用する人もいるからです。

マウスウォッシュだけでは、歯に付着した歯垢(プラーク)を落とし切ることはできません。

しかし、マウスウォッシュは、口の中をサッパリさせてくれるため「綺麗になった」と勘違いしてしまう方も一定数います。

歯周病対策として、歯磨きは欠かすことのできない重要な役割を持っていますので、マウスウォッシュだけに頼るのはNGです。

また、マウスウォッシュは「イオン系」と「非イオン系」の2種類に分かれています。

それぞれ効果が異なるため、使うタイミングに注意しましょう。

イオン系のマウスウォッシュは、歯の表面やバイオフィルムなどの表面に付着し、持続的な「抗菌効果」を発揮してくれます。

その一方、バイオフィルムの中には浸透しづらいという点がデメリットです。

イオン系のマウスウォッシュを使うタイミングは「就寝前」や「歯磨き後」が良いとされています。

これは、長時間にわたり細菌の繁殖を抑えてくれる効果があるためです。

非イオン系のマウスウォッシュは、バイオフィルムに浸透しやすいのがポイント。

しかし効果は持続しにくいため、時間がなくてしっかりと歯磨きできない外出先や、一時的な口臭予防としての使用がおすすめです。

使うタイミングを間違ってしまうと、十分な効果を発揮できないため注意しましょう。

歯周病にマウスウォッシュ(洗口液)は効果がある?

歯周病にマウスウォッシュが逆効果だと言われる理由がわかったところで、実際に効果があるのかについても気になりますよね。

歯周病対策として、マウスウォッシュを使用することは、非常に効果的です。

使い方を間違えなければ、口内環境を整え、お口の中の細菌を減らすことができます。

しかし、マウスウォッシュに頼り切ってしまうのはNG!

あくまでも「サポート的な役割」という認識を持ちましょう。

しっかりとブラッシングを行い、マウスウォッシュを併用するのがおすすめです。

マウスウォッシュの正しい使い方とは?

それでは、どのようにマウスウォッシュを使えば、効果を発揮してくれるのでしょうか?

  • 使用前に歯磨きをする
  • すぐに吐き出さない
  • 使用直後は飲食を控える

ひとつずつ確認していきます。

使用前に歯磨きをする

マウスウォッシュを使用する際には、事前にしっかりと歯磨きをしましょう。

上記でも触れましたが、マウスウォッシュだけでは、歯垢(プラーク)を落とすことはできません。

そのため、歯周病を悪化させないためにも丁寧にブラッシングを行い、歯垢(プラーク)を落としておくことがポイントです。

すぐに吐き出さない

隅々までブラッシングができたら、マウスウォッシュをお口の中に含ませます。

お口の中全体に行き渡るように20秒〜30秒程度、ブクブクとうがいをしましょう

数秒で吐き出してしまうと、殺菌効果を得られないため注意が必要です。

就寝前にマウスウォッシュを使用する際には「フッ素入り」のタイプを選ぶのがおすすめ。

フッ素入りのマウスウォッシュを使うことで、虫歯予防にもつながります。

使用直後は飲食を控える

マウスウォッシュを使用したあと、すぐに食べたり飲んだりしてしまうと、効果が薄れてしまいます。

殺菌成分を持続させたい場合には、30分程度は飲食を控えると良いでしょう。

また、必要以上にマウスウォッシュを使用してしまうと、口内環境を乱してしまう恐れがあります。

適切な頻度で使うことを意識してください。

マウスウォッシュ(洗口液)を使う際の注意点

正しい使い方をすることで、歯周病にマウスウォッシュは効果的だということがわかりましたね。

それでは最後に、マウスウォッシュを使用する際の注意点についてチェックしていきましょう。

  • 歯茎への刺激が少ないものを選ぶ
  • あくまでも「サポート的な役割」
  • 子どもが使うときは対象年齢を確認

順番に解説していきます。

歯茎への刺激が少ないものを選ぶ

歯周病は、歯茎が炎症を起こしている状態です。

ブラッシングするだけで出血するケースもあるほど、歯茎が弱っていたり腫れていたりします。

刺激の強いマウスウォッシュを使用してしまうと、歯茎に大きなダメージを与えてしまう恐れも。

アルコール成分が含まれているマウスウォッシュは、なるべく避けるようにしましょう。

低刺激タイプやノンアルコールタイプのものを選ぶのがおすすめです。

あくまでも「サポート的な役割」

マウスウォッシュは、歯周病にも効果的です。

しかし、あくまでもサポート的な役割であることを理解しておきましょう。

なぜなら、歯垢(プラーク)を落とすことはできないからです。

殺菌効果や爽快感はあるものの、マウスウォッシュだけでは、歯周病は進行してしまいますし虫歯にもなってしまいます。

歯周病予防に最適なのは、やはり丁寧なブラッシングです。

隅々まで綺麗に歯垢(プラーク)を落としてから、補助的な役割で、マウスウォッシュを併用するのが良いでしょう。

子どもが使用するときは対象年齢を確認

お子さまがマウスウォッシュを使用する可能性もありますよね。

歯周病は、大人だけの病気ではありません。

若い人たちでも発症する可能性が高い病気のひとつ。

そのため、小さい頃からマウスウォッシュで口内環境をケアしているご家庭も多いはずです。

しかし、飲み込んでしまうリスクがあったり、刺激が強すぎるケースがあったりするため注意しなければなりません。

製品に記載されている対象年齢をチェックしてから使用するようにしましょう。

また、お子様の歯茎は非常に柔らかいため、マウスウォッシュ選びも慎重に行うのがポイント。

お子さま向けの製品も、数多く販売されていますので、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。

歯周病には歯科医院での定期検診が効果的

歯周病には、毎日の丁寧なブラッシングやマウスウォッシュが効果的であることがわかりました。

しかし、どれだけセルフケアをしていても、磨き残しや歯ブラシが届きにくい部分があります。

そのため、定期的に「プロフェッショナルケア」を受けていると、歯周病の進行を遅らせることができるはずです。

歯科医院では、歯周病の主な原因となる歯石や歯垢(プラーク)を、専門の器械で除去することが可能。

口内にある「歯周病菌」を減らして、汚れがつきにくい状態にしてもらえます。

「歯周病の進行を何とかしてもらいたい!」
「信頼できる歯科医院を探している」

という方はぜひ一度、歯周病学会認定医がいる「和手歯科医院」にご相談ください!

患者様、一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な治療をお約束いたします。

当院では、歯科衛生士によって「正しい使い方や磨き方」をお伝えできるのはもちろん、ブラッシングの指導も行っています。

しかし「歯医者は、痛いし怖い…」という方も多いですよね。

和手歯科医院では「痛みを最小限に抑えるさまざまな治療」を採用していますので、どんな方でも無理なく通っていただけるはずです。

事前にしっかりと説明を行い、ご納得いただいてから患者様の希望に沿った治療を行います。

一般歯科だけでなく「矯正治療」や「インプラント」など、さまざまな歯の悩みに対応していますので、ワンストップで治療できるのもポイントです。

阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。

矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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まとめ|歯周病でマウスウォッシュが逆効果になるのは使い方次第

本記事では、歯周病でマウスウォッシュが逆効果になる理由や正しい使い方、使用する際の注意点について詳しく解説してきました。

アルコール成分が含まれているマウスウォッシュを、必要以上に使用してしまうと、お口の中が乾燥してしまいます。

お口の中の乾燥は、歯周病を進行させてしまう原因のひとつ。

また、歯磨きをせず、マウスウォッシュだけを使用するのも逆効果であることがわかりましたね。

しかし、正しい使い方ができれば、歯周病の進行を遅らせてくれる効果があります。

丁寧に歯磨きをして歯垢(プラーク)を落としてからマウスウォッシュを口に含み、ゆっくりとうがいすると良いでしょう。

歯科医院での定期的なメンテナンスも意識してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

柳瀬 正和
和手歯科医院 理事 柳瀬 正和

【所属等】

  • ・日本口腔インプラント学会 会員
  • ・日本歯周病学会 認定医
  • ・公益社団法人 日本歯科先端技術研究所 会員 学術委員
  •  インプラント認定医・認証医
  • ・日本大学松戸歯学部歯周治療学講座 研究生
  • ・インビザラインドクター
  • ・一般社団法人 NGDS 会員
プロフィール詳細はこちら
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