「虫歯じゃないのに歯が痛いのはなぜなんだろう?」
「歯が痛い原因を突き止めたい!」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
毎日の歯磨きはもちろん、定期的に歯科検診を行っていて「虫歯も歯周病も問題なし」とお墨付きをもらっているのに、歯が痛くなることってありますよね。
虫歯じゃないのに歯が痛い原因には、一体どのようなことがあるのでしょう。
そこで本記事では、虫歯じゃないのに歯が痛い「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」について詳しく解説していきます。
「虫歯以外でも歯痛が起こることってあるの?」「虫歯じゃない場合は、何科に行けば良いの?」と疑問をお持ちの方の参考になると幸いです。
「虫歯じゃないのに歯が痛い」まずは歯科医院を受診
「鏡で確認しても、虫歯は見当たらない」「虫歯はないはずなんだけど…」
このような場合、何科を受診すれば良いのか迷ってしまいますよね。
歯が原因(虫歯を含む)による痛みなのか?それとも歯以外に原因があるのかについては、自分では判断が難しいはずです。
歯が原因ではないと思っても、実際には歯や歯茎の内部にある神経が原因になっているケースも。
歯科医院を受診すれば、レントゲンやCTでしっかり検査を行い、歯周組織に異常をきたしていないか調べてもらえます。
歯や歯の組織に問題がなかった場合には、それ以外の原因をひとつずつ調べていくので、まずは歯科医院を受診するのがおすすめです。
「歯が痛い原因を突き止めてもらいたい」
「歯医者は痛いイメージがあるので不安…」
とお悩みの方は、ぜひ和手歯科医院にご相談ください!
当院は、地域の皆さまと共に50年続く歯科医院です。
丁寧な説明と安心安全な検査を第一に、患者さま一人ひとりに寄り添った治療を心がけております。
小さなお子さまからご年配の方まで安心して通えるよう、痛みを最小限に抑える工夫をしております。
また、一般歯科だけでなく「矯正治療」や「インプラント」など、さまざまな歯の悩みに対応していますので、ワンストップで治療できるのもポイント!
阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。
矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
虫歯じゃないのに歯が痛い「非歯原性歯痛」の原因8選
虫歯じゃないのに歯が痛いことを「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」と呼びます。
非歯原性歯痛とは、歯以外に原因がある歯の痛みのこと。
反対に、虫歯や歯周病といった「歯に原因がある痛み」のことを「歯原性歯痛」と呼びます。
非歯原性歯痛の主な原因は、下記の8つです。
- 筋・筋膜痛によるもの
- 神経障害性歯痛
- 神経血管性歯痛
- 上顎洞性歯痛
- 心臓疾患によるもの
- 精神疾患および心理社会的要因によるもの
- 突発性歯痛
- 気圧性歯痛
ひとつずつ確認していきましょう。
筋・筋膜痛による歯痛
非歯原性歯痛の中でも、もっとも多く見られる症状が「筋・筋膜痛による歯痛」です。
疼くような鈍い痛みが、数日〜数週間続くのが特徴。
歯ぎしりや食いしばりをする人に多くみられます。
歯ぎしりや食いしばりには「ナイトガード」がおすすめ。
ナイトガードとは、歯や歯茎を守ってくれるマウスピースのことです。
歯科医院に相談すれば、自分の歯形に合ったナイトガードを作成してもらえます。
歯ぎしりの原因や対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
神経障害性歯痛
神経障害性歯痛とは、突然鋭い痛みが走る「突発性神経痛」と鈍い痛みが長い間続く「持続性神経痛」の2つに分かれています。
突発性神経痛は三叉神経が原因となっており、刺すような鋭い痛みや、うずくまるほどの激痛があります。
持続性神経痛の場合は、主に帯状疱疹の後遺症が原因。ジンジンとした痛みで、ウイルスが歯の神経の近くに及ぶことで発症します。
神経血管性歯痛
神経血管性歯痛とは、片頭痛や群発頭痛・発作性片側頭痛などによって、歯痛が引き起こされることです。
この場合、歯だけではなく顎関節にも痛みを感じることがあります。
上顎洞性歯痛
上顎洞性歯痛とは、上顎の疾患によって引き起こされる歯の痛みです。
上顎洞性歯痛の原因は「副鼻腔炎(蓄膿症)」であることがほとんど。
左右どちらか一方のみ痛むケースが多くなります。
副鼻腔炎による歯の痛みの詳細は、下記の記事でまとめています。
対処法についても解説していますので、併せてチェックしてみてください。
副鼻腔炎で歯が痛い原因とは?痛みの特徴や効果的な対処法について解説!
心臓疾患による歯痛
心臓に疾患がある場合に、歯が痛くなるケースがあります。
例えば「狭心症」や「心筋梗塞」といった虚血性心疾患の発作で、歯痛を引き起こす可能性があるのです。
このとき、胸や顔面などにも痛みが走るのが一般的。
痛みは10分程度続き、両側性となるケースが多くなるでしょう。
精神疾患および心理社会的要因による歯痛
精神疾患による歯痛は、主に「うつ病」や「統合失調症」といった精神的な疾患を患った際に起こります。
また、心理社会的要因とは、日常的なストレスの積み重ねによって引き起こされるのが一般的。
この場合、原因不明となるケースが多いため、精神科での受診が必要になる可能性があります。
突発性歯痛
突発性歯痛とは、X線では全く異常が認められないものの、持続的に歯の痛みが続いてしまうことです。
治療後の部位などに生じる場合が多く、抜歯や歯内療法を行ったことによって発症します。
気圧性歯痛
気圧性歯痛とは、気圧が変化した際に歯が痛くなることを指しています。
主に、飛行機の離陸時や飛行中など、普段とは違う気圧に直面する状況で歯痛が起こること。
また、台風の影響で気圧が下がった場合にも、症状があらわれることがあります。
虫歯じゃないのに歯が痛いのはパソコンやスマホが原因の場合も
ここまで、非歯原性歯痛について解説してきましたが、パソコンやスマートフォンが原因となっていることもあるため注意が必要です。
日常的にパソコンやスマホと向き合う時間が長い場合、姿勢が悪くなってしまうのが一般的。
これを「ストレートネック」と呼びます。
ストレートネックは首が前に傾いてしまうため、下顎が後ろ側に引っ張られてしまい、奥歯に大きな負担がかかるのです。
奥歯に負担がかかり続けることによって、噛み合わせがズレ、奥歯の痛みの原因になります。
また、長時間パソコンやスマホの画面を見ていると「眼精疲労」を引き起こす要因にも。
目の疲れや、長い時間同じ姿勢を続けることでの肩こりは、歯の痛みと深い関係性があります。
噛み合わせが悪くなることで歯のトラブルを引き起こし、歯痛の原因となる場合もありますので、気になる方は歯科医院に相談してみましょう。
まとめ|虫歯じゃないのに歯が痛いのは「非歯原性歯痛」によるもの
本記事では、虫歯じゃないのに歯が痛くなる原因「非歯原性歯痛」について解説してきました。
非歯原性歯痛にはさまざまな種類があり、もっとも多いのが、歯ぎしりや食いしばりによる「筋・筋膜痛による歯痛」であることがわかりましたね。
歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯茎に大きな負担をかけることになります。
早めに歯科医院で、ナイトガードを作成してもらうと良いでしょう。
また、副鼻腔炎(蓄膿症)が原因で、歯が痛くなるケースも珍しくありません。
「虫歯じゃないのに歯が痛い」と感じたときには、歯科医院を受診し、しっかり原因を突き止めるのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。