甲子園駅徒歩1分の歯医者医療法人和手会 和手歯科医院
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歯周病患者の割合はどのくらい?効果的な予防法を解説!

「毎日しっかり歯磨きしていても、歯周病になる可能性があるの?」

「歯周病になる割合ってどれくらい?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、歯周病になってしまう可能性はゼロではありません。

そもそも歯周病とは、プラーク中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患。

歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

主に、磨き残しによる歯垢(プラーク)や歯石の蓄積が原因となります。

現在は「成人の8割以上の人が歯周病」や「2人に1人が歯周病」などといわれていますが、実際はどうなっているのでしょうか?

そこで本記事では、歯周病とはどのようなものなのか?歯周病を発症した人の割合(罹患率)や予防方法について詳しく解説していきます。

そもそも歯周病とは?

そもそも「歯周病」とは、どのような病気なのでしょうか?

歯周病とは、プラーク中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

食べ残しによって、歯垢(プラーク)や歯石が蓄積し、そこに繁殖した細菌が炎症を引き起こします。

また、喫煙習慣のある方も注意が必要です。タバコには、歯茎の血管を収縮させ、血液の流れを悪くするという特徴があります。

喫煙は、歯周病の環境因子からみた最大のリスクファクターであり、喫煙者は非喫煙者に比べて2〜8倍も歯周病に罹患しやすいことが報告されています。また、喫煙は歯周病の治癒の反応を低下させます。

歯周病がひどくなるにつれて、歯周ポケットが深くなり、最終的には歯が抜けてしまう恐れも。

2018年に8020推進財団が行った調査によると「歯を失う原因」の第1位が歯周病(37.1%)となっており、2位のむし歯(29.2%)や3位の歯の破折(17.8%)を大きく上回っています。

歯周病は、自覚症状がほとんどないため、知らず知らずのうちに進行してしまう可能性が高い病気のひとつ。糖尿病や肥満の人は歯周病に罹患しやすく、生活習慣病に位置付けられています。

日々の口腔ケアは、丁寧に行うよう心がけましょう。

日本人の歯周病の割合とは?

歯を失う原因の第1位となっている歯周病。

日本人の約80%が歯周病という話や、2人に1人が歯周病などと耳にしますが、実際はどうなのでしょう?

そもそも歯周病の割合は、年齢によっても大きく異なります。高齢になるとともに、その割合は大きくなっているのです。

令和4年に厚生労働省が行った「歯科疾患実態調査」によると、ある程度進行した歯周病(歯周ポケットが4mm以上)の人の割合は47.9%でした。

下記の表を見るとわかる通り、高齢者の割合が大きくなりますが、15歳〜24歳においても20%近くの人が「4mm以上」となっているのです。

上記の表からもわかる通り、50代以上においては「2人に1人」以上の方が歯周病という結果です。

全体の割合で見ても、47.9%という数字ですので、非常に多くの人が歯周病であると言えるでしょう。

また、日本人の80%が歯周病と言われる理由についても気になるところです。

これは、2005年と2011年に実施された歯科疾患実態調査において、口腔内に何らかの所見が認められたという人の数が「おおよそ80%」だったことによるもの。

これは、歯周ポケットが4mm以上だったというわけではなく、歯肉からの出血や歯石の付着・歯周ポケットのいずれかに何らかの異常が認められたということです。

したがって、日本人の80%が歯周病というわけではありません。

歯周病の予防法は?

歯周病予防には、どのような方法があるのでしょうか?

上記でも触れましたが、歯周病の原因は、磨き残しによって歯垢(プラーク)が蓄積することです。喫煙習慣のある方や糖尿病や肥満の方も、歯周病のリスクが高まります。

平成28年歯科疾患実態調査では、15〜25歳の間で4mm以上のポケットを有する患者が急速に増加しています。したがって、歯肉炎が歯周炎へと移行を始める15〜25歳くらいに、適切な歯周病の予防処置を行うことが効果的です。

40歳以降においては、高頻度で歯周病となることから、早い段階で適切な予防処置を行う意義は大きいと言えるでしょう。

予防法のひとつ目は、やはり毎日の丁寧な歯磨きです。

歯垢(プラーク)を増やさぬよう、正しくブラッシングを行いましょう。毎日歯磨きをしていても、正しくブラッシングできていない人も多くいます。

汚れは、歯ブラシだけでは取り除けないケースもあります。歯間ブラシやデンタルフロスなども併用しながら、磨き残しのないようしっかりとケアすることがポイントです。

このとき、歯茎を傷つけないよう意識しましょう。

2つ目は、歯科医院で定期的に歯石を除去してもらうことです。

どれだけ丁寧に歯磨きしていても、歯ブラシの届きにくい場所があったり、磨き残しがあったりすることも多くなります。

口腔ケアには「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」の2つがあります。

セルフケアは歯肉縁上、プロフェッショナルケアは歯肉縁上の残存部分と歯肉縁下の状態を保つ役割を担っているのです。

プラークコントロールは、歯科医療従事者と患者とが協力して行うことで成功することがわかるでしょう。

歯科医院では、歯周病の主な原因となる歯石や歯垢(プラーク)を、専門の器械で除去することが可能です。

口内にある「歯周病菌」を減らして、汚れがつきにくい状態にしてもらえます。

口腔内の状態(たとえば歯列の大きさ・歯並び・歯肉の状態・清掃しにくい部位の存在・欠損や修復物・補綴装置の種類や形態)によって、適切な歯ブラシと効果的なブラッシング方法が異なります。

まずは一度、歯科医院で見てもらうことをお勧めします。

3つ目は、生活習慣の見直しです。

歯周病の主な原因は、喫煙や糖尿病です。また、肥満も要因の一つ。

歯周病の主な要因を見ると、生活習慣を見直すことが、非常に重要になることがわかります。

例えば、食生活にビタミンCやビタミンEを意識的に取り入れることで、歯周病予防に効果を発揮。ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進してくれます。コラーゲンは歯茎の主成分ですので、歯と歯茎をしっかりと結び付け、歯茎を支える役割を果たしてくれるのです。

ビタミンEには、炎症を抑えてくれる働きがあります。歯周病は歯周組織に炎症が起こってしまう病気ですので、ビタミンEを意識的に摂ることで、歯周病の進行を遅らせることができるでしょう。

また、ストレスや睡眠不足は、歯周病の悪化につながる恐れも。

なるべくストレスを溜めない生活を意識して、十分な睡眠をとるよう心がけましょう。

まとめ|歯周病患者の割合は多い!定期的に歯科医院を受診しよう

本記事では、歯周病とはどのような病気なのか?歯周病患者の割合や予防法について詳しく解説してきました。

歯周病とは、プラーク中の歯周病原細菌によって引き起こされる感染性炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気であることがわかりましたね。

進行すると、歯が抜けてしまう可能性もあります。

また、令和4年に行われた歯科疾患実態調査によると、おおよそ2人に1人が歯周病であることもわかりました。主な要因として、喫煙や糖尿病・肥満やストレスなどが挙げられます。

歯周病を進行させないためには、生活習慣の見直しや毎日の正しいブラッシングはもちろん、歯科医院での定期的な歯石除去がポイントです。

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患者様、一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な治療をお約束いたします。小さなお子さまでも楽しく通える環境を整えているので安心です。

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矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

柳瀬 正和
和手歯科医院 理事 柳瀬 正和

【所属等】

  • ・日本口腔インプラント学会 会員
  • ・日本歯周病学会 認定医
  • ・公益社団法人 日本歯科先端技術研究所 会員 学術委員
  •  インプラント認定医・認証医
  • ・日本大学松戸歯学部歯周治療学講座 研究生
  • ・インビザラインドクター
  • ・一般社団法人 NGDS 会員
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