「歯列矯正すると輪郭が変わる」というのは本当なのでしょうか?
歯列矯正をすると、顔の印象が大きく変わることもあります。
「なぜ、歯並びだけでなく、顔の輪郭まで変わるの?」
「顔の輪郭が変わりやすいのは、どんな歯並びの時なの?」
といった疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
そこで本記事では、歯列矯正で輪郭が変わる主な理由や輪郭が変わり始める時期、歯列矯正で変化する輪郭以外のメリットについて詳しく解説していきます。
歯列矯正をしようか検討している方、輪郭が変わる可能性があることに対して、不安を抱いている方の参考になると幸いです。
歯列矯正で顔の輪郭が変わる主な理由3選
歯列矯正で輪郭が変わる主な理由には、どのようなことがあるのでしょうか。
- 歯並びがきれいになるから
- 噛み合わせが改善されるため
- 心理的な影響
ひとつずつ確認していきましょう。
歯並びがきれいになるから
歯列矯正すると、きれいな歯並びを手に入れることができます。
歯並びが改善されることによって、顔の歪みが解消され、顔全体のバランスが良くなるでしょう。
歯がガタガタの状態は、顔の歪みに直結します。
例えば「出っ歯」の場合、口元が膨らんで見えるはずです。しっかり口が閉じられないケースも。
しかし、歯列矯正で出っ歯が解消できれば口元が引き締まり、輪郭に変化が生まれるのです。
噛み合わせが改善されるため
歯列矯正で顔の輪郭が変わる理由の2つ目は、噛み合わせの改善です。
噛み合わせが改善されると、適切に「表情筋」が使えるようになり、顔の歪みが解消されます。
それだけでなく、ズレていた「上下の顎」のバランスが整うため、Eライン(鼻の先端から下顎の先端を結ぶライン)が美しくなるのです。
そのため、顔全体の輪郭がスッキリと見えるようになるでしょう。
噛み合わせの効果的な治療法については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
噛み合わせの効果的な治し方とは?7つの症例や矯正治療について解説
心理的な影響
歯列矯正で顔の輪郭が変わる理由の3つ目は、心理的な影響です。
歯列矯正を行う人の多くは、これまで自分の口元にコンプレックスを感じていた方が多いはず。
理想的な歯並びを手に入れたことによって、自然と表情も明るくなり、笑顔も増えます。
自分に自信が持てるようになり、フェイスラインやスマイルラインなどのバランスも整うのです。
歯列矯正を行えばすぐに顔の輪郭が変わる?
歯列矯正を行うと、さまざまな理由で顔の輪郭が変わってきます。
しかし、矯正開始後すぐに変化が現れるわけではありません。
歯が動くペースは、1ヶ月あたり「0.3mm〜1mm」程度。非常にゆっくりとしたペースで歯を動かしていくため、大きな変化を感じるまでには時間がかかります。
輪郭の変化を実感できるのは、半年〜1年後となるのが一般的。
ただし、出っ歯や前歯が突出している症例の矯正においては、比較的早い段階で輪郭の変化を実感できるかもしれません。
歯列矯正で輪郭が変わるのはどんな症例?
歯列矯正を行うことで、歯並びがきれいになるため、多くの方の輪郭に変化が見られるはずです。
中でも、特に輪郭が変わりやすい症例について確認していきましょう。
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- 過蓋咬合
順番に解説していきます。
出っ歯(上顎前突)
歯列矯正で輪郭が変わりやすい症例の1つ目は、出っ歯(上顎前突)です。
出っ歯の場合、口が閉じにくいという特徴があります。
そのため、口呼吸となってしまう人も多く、口周りの筋力が低下。頬のたるみを引き起こす原因となるのです。
矯正治療で、スムーズに口が閉じられるようになり、フェイスラインがシャープになるでしょう。
また、口呼吸も改善されるため、顔全体のバランスが整うはずです。
受け口(下顎前突)
受け口(下顎前突)とは、上の歯に比べて、下の歯が前に出ている歯並びのこと。
顔が長く見えたり、顎がしゃくれて見えたりします。噛み合わせが悪いことも、受け口で注意しなければならないポイントです。
歯列矯正を行うことで、上下の顎のバランスが改善され、Eラインも整います。顔が長く見えるというコンプレックスから解放されるはずです。
ただし、歯並びだけでなく、骨格に問題がある場合には「外科的手術」も必要となるケースがあるため気をつけましょう。
過蓋咬合
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが非常に深く、下の歯がほとんど見えない歯並びを指しています。
奥歯がすり減りやすく、上の前歯にダメージを与えやすいといったデメリットも。
特徴としては、歯並びに問題がないケースもあるということです。
過蓋咬合は、エラの張った輪郭となることが多いため、歯列矯正によって大きな輪郭の変化が見られます。
歯列矯正で起こる輪郭以外のメリット
歯列矯正では、顔の輪郭がシャープになったり、顔のたるみが改善されたりなどのメリットがありましたね。
しかし、それ以外にも、嬉しい効果が期待できます。
- 滑舌が良くなる
- むし歯や歯周病になりにくくなる
- 健康面に良い影響を与える
ひとつずつ見ていきましょう。
滑舌が良くなる
歯並びが悪い方は、滑舌が悪くなりがちです。
これは、舌が正しい位置に定着していないことや、歯と歯の隙間から空気が漏れることによって引き起こされています。
歯列矯正で歯並びが良くなると、舌の位置が改善され、噛み合わせも良くなります。そのため、滑舌が良くなるのです。
また、口周りの筋肉のバランスが安定するため、スムーズに話せるようになるでしょう。
むし歯や歯周病になりにくくなる
歯列矯正できれいな歯並びになることで、むし歯や歯周病のリスクが軽減されます。
歯並びがガタガタしている場合、どれだけ丁寧に歯磨きを行なっても、磨き残しが多くなるものです。
歯と歯が重なり合っていて、磨きにくい部分があったり、うまく汚れを掻き出せなかったりすることも。
また、噛み合わせに問題があると、口呼吸となる場合が多いのでむし歯になりやすい傾向があります。
しかし歯並びが改善されると、ブラッシングしやすくなり、磨き残しも少なくなります。
噛み合わせの問題が解消できれば、自然と鼻呼吸ができるようになるケースも。
そのため、むし歯や歯周病になりにくくなるでしょう。
健康面にも良い影響を与える
歯列矯正によって、健康面にも良い影響が生まれます。
例えば噛み合わせが悪いと、食べ物を十分に噛むことができません。
しっかりと噛めていない状態のまま、飲み込んでしまうため、胃腸への負担が大きくなるのです。
しかし、歯列矯正によって正しい噛み合わせになると、しっかりと食べ物を噛むことができます。
また、姿勢が良くなることも大きなメリットのひとつ。
一見、無関係に思える「矯正」と「姿勢」。実は歯列矯正には、身体全体のバランスを整える効果もあります。
歯列矯正を行うと、口元の筋肉だけでなく、首や肩・全身の筋肉のバランスも整いやすくなるのです。
正しい姿勢で過ごすことによって、頭痛が解消される場合もあります。
そして、コンプレックスが解消され、明るくポジティブな気持ちで健康的な毎日を送れるようになる点も大きな魅力。
前向きな気持ちは、健康面にも良い影響を与えるでしょう。
まとめ|歯列矯正で輪郭が変わるケースは多い
本記事では、歯列矯正で輪郭が変わる主な理由や輪郭が変わりやすい症例、輪郭の変化を実感できる時期などについて詳しく解説してきました。
歯並びや噛み合わせの改善によって、口周りの筋肉や上下の顎のバランスが整うため、スッキリとした輪郭になることがわかりましたね。
ただし、歯を動かすペースは非常にゆっくりであるため、変化を実感するまでには半年〜1年程度の時間が必要です。
また歯列矯正を行うことで、滑舌が良くなったり、むし歯や歯周病のリスクが軽減されたりするなどの効果も期待できます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。