「矯正中、口の中が傷だらけで、常に血の味がする…」
「口の中が傷だらけで、うまく食事ができない!」
矯正中の方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
歯列矯正中に口の中が傷だらけになることは、多くの方が経験してしまうことです。
どのような原因で傷ができるのか?傷をできにくくするためには、どうしたら良いのか気になりますよね。
そこで本記事では、矯正中に口の中が傷だらけになってしまう原因や対処法について詳しく解説していきます。
矯正中に口の中が傷だらけになってしまう原因とは?
矯正中に口の中が傷だらけになる原因は、下記の3つが考えられます。
口の中が傷だらけになるタイミングは、主に歯列矯正を始めたときや、矯正器具を調整したときに起こりやすいのが特徴です。
- 矯正器具が口の粘膜に触れるため
- 歯が動いて噛む位置が変わるため
- 免疫力の低下で口内炎ができる
ひとつずつ確認していきましょう。
矯正器具が口の粘膜に触れるため
矯正中に口の中が傷だらけになる原因の1つ目は、矯正器具が口の粘膜に触れることです。
矯正器具が粘膜に触れて傷ができてしまい、そこから炎症を引き起こしてしまいます。
これが「カタル性口内炎」と呼ばれており、味覚を感じにくくなったり口臭がきつくなったりするリスクも。
粘膜の一部分が赤く腫れ上がり、熱を持った状態で、水ぶくれになってしまいます。
歯が動いて噛む位置が変わるため
矯正治療は少しずつ正しい位置に歯を動かす治療です。
歯の位置が変わることによって、これまで噛んでいた場所が変化します。
そのため、誤って粘膜や歯茎を噛んでしまうことが多くなってしまうのです。
それが何度も繰り返されることで、口の中が傷だらけになってしまうでしょう。
免疫力の低下で口内炎ができる
歯列矯正によって口の中が傷だらけになった場合、食事を摂るのも難しくなりますよね。
痛みで食事どころではないという方も少なくありません。
しかし、栄養バランスが崩れたりビタミンが不足したりすると、免疫力の低下につながってしまいます。
歯列矯正中に免疫力が低下すると「アフタ性口内炎」ができてしまう恐れも。
ストレスや睡眠不足から引き起こされる可能性があります。
矯正治療中の口内炎は、口の中を傷つけてしまう要因となりますので、十分な睡眠や栄養バランスに気をつけるようにしましょう。
歯列矯正中に食事が噛めないほど痛みを伴うのはいつまでなのかについては、下記の記事でくわして解説しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
歯列矯正の痛みで食事が噛めない期間はいつまで?痛みが強くなるタイミングを解説!
矯正中に口の中が傷だらけになってしまった際の対処法
矯正中に口の中が傷だらけになってしまうと、食べることはもちろん、話すことも難しくなってしまうはずです。
少しでも痛みを和らげたり、傷がつかない状態にしたりする方法はあるのでしょうか?
- 市販の口内炎薬を塗る
- 矯正用ワックスを使用する
- うがい薬やマウスウォッシュなどで口腔内を清潔に保つ
- ナイトガード
順番に解説していきます。
市販の口内炎薬を塗る
ドラッグストアなどで、口内炎薬を探してみるのもひとつの方法です。
口内炎は自然治癒しますが、市販の薬を塗った方が早く治る可能性が高まります。
口内炎薬には「軟膏タイプ」「スプレータイプ」「パッチタイプ」などがあり、症状によって使い分けるのがおすすめ。
例えば、少し触れても痛い場合は、軟膏タイプを使うのは難しいはずです。その際は、パッチタイプが良いでしょう。
矯正用ワックスを使用する
矯正器具が口の中に当たって、粘膜に傷がついてしまう場合には、矯正用ワックスを使用するのがおすすめです。
ワックスを米粒大の大きさにして手に取り、指で柔らかくしておきます。
それをブラケットや矯正器具に塗ることで、傷に当たる部分を保護することが可能です。
「強い痛みで食事も摂れない」「傷が悪化している」という場合には、速やかに担当医師に相談しましょう。
うがい薬やマウスウォッシュなどで口腔内を清潔に保つ
口の中が傷だらけの時に、マウスウォッシュを使うのは逆効果なのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、うがい薬やマウスウォッシュなどを使用して、口腔内を清潔に保つことが重要です。
口の中の衛生状態が悪いと、傷の治りも遅くなってしまいます。
塩水でのうがいも、消毒や炎症を抑える効果があるのでおすすめ。
また、口腔内を清潔に保つために、ジェットウォッシャーを使用するのもひとつの方法です。
特に、ワイヤー矯正中は歯磨きがしづらいため、磨き残しが多くなってしまいます。
ジェットウォッシャーは、歯と歯の間や歯茎との隙間に詰まった汚れも、強力な水流で洗い流してくれる商品。
歯ブラシだけでは取り除けない食べかすなども除去してくれる効果が期待できます。
ナイトガード
就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしてしまい、口の中が傷だらけになる人もいます。
その場合は、矯正歯科医師に相談し、ナイトガードの使用を検討してみましょう。
ナイトガードを使うことで、口の中の傷を防ぐことができるかもしれません。
顎にかかる負担も、大幅に軽減できます。
それだけでなく、歯が欠けたりすり減ったりするリスクも少なくなるでしょう。
歯ぎしりをしてしまう原因や予防法についての詳細は、下記の記事でまとめています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ|矯正中に口の中が傷だらけになった場合は矯正用ワックスなどで対応しよう
本記事では、矯正中に口の中が傷だらけになる原因や、効果的な対処法について詳しく解説してきました。
矯正中は、矯正器具が口の中の粘膜に当たってしまうため、どうしても傷がつきやすくなってしまいます。
また、歯が正しい位置へと動くため、これまでと噛む位置が変わってしまうことも原因のひとつ。
矯正中は、非常に口内炎ができやすい状態になりますので、市販の口内炎薬や矯正用ワックスを準備しておくと良いでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。