「口臭の原因が歯石って本当?」
「歯石を放置すると、どうなってしまうの?」
このようなお悩みをお待ちの方も多いかもしれません。
自分では、なかなか気づくことのできない口臭。
どれだけしっかりと歯磨きしていても、歯石が溜まってしまうことも多いですよね。
口臭について悩んでいる人も多いため、その原因を把握して、適切に対処したいところです。
口臭の原因のひとつである歯石を放置してしまうと、むし歯や歯周病を引き起こしてしまう可能性も。
そこで本記事では、歯石が口臭の原因となる3つの理由や歯石を除去するメリット、歯石の付着を予防する方法について詳しく解説していきます。
歯石が口臭の原因となる3つの理由
そもそも歯石とは、磨き残した歯垢(プラーク)が、唾液に含まれているミネラルと統合して固まったものです。
磨き残した歯垢(プラーク)は、2日〜2週間程度で歯石になってしまいます。歯石は、毎日のブラッシングだけでは取り除くことができません。
そんな「歯石」が、口臭の原因となってしまう理由について確認していきましょう。
- 歯石に付着した汚れからガスが発生するため
- 歯石によって歯茎から出血する
- 膿から悪臭が発生する
ひとつずつ解説していきます。
歯石に付着した汚れからガスが発生する
歯石が口臭の原因となる理由の1つ目は、歯石に付着した汚れから、ガスが発生してしまうことです。
歯石の表面は基本的にザラザラしており、歯垢(プラーク)が付着しやすくなっています。
歯石が多くなると細菌が繁殖してしまい、その際にガスが発生してしまうのです。
ガスが発生すると、タマネギや卵が腐ったような、不快な臭いを放ちます。これが、口臭の原因となってしまうのです。
歯石によって歯茎から出血する
歯石が口臭の原因となる理由2つ目は、歯石によって、歯茎から出血するリスクが高くなるためです。
歯石を放っておくと、歯ぐきに悪影響を与え、炎症を起こしてしまいます。その結果、歯周病になってしまうのです。
歯周病では歯茎が腫れたり出血したりすることもあるため、唾液と血液が混ざって、口臭がひどくなってしまいます。
膿から悪臭が発生してしまう
歯ぐきの炎症を放置して、さらに悪化してしまった場合、歯ぐきから膿が出てくるケースも。
膿は、非常に不快な臭いを放ちますので、口臭の原因となってしまうのです。
歯石によって引き起こされた歯ぐきの炎症を放置すると、歯を支えている顎の骨が溶けてしまい、最終的に歯が抜け落ちてしまう可能性もあります。
歯ぐきが腫れて膿が出ている場合は、なるべく早く歯科医院を受診するようにしましょう。
歯ぐきが腫れて、膿が出てしまう原因については、下記の記事で詳しくまとめています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
歯茎の腫れや膿が溜まってしまう原因とは?応急処置や注意点について解説!
歯石を除去するメリット
歯石を放置してしまうと、口臭につながるだけでなく、歯ぐきから出血したり膿がでてしまったりすることがわかりましたね。
ここからは、歯石を除去するメリットについて見ていきましょう。
- 口臭改善
- むし歯・歯周病のリスクを軽減できる
- 歯茎からの出血を抑えられる
それぞれ解説していきます。
口臭改善
歯石を除去するメリットの1つ目は、やはり「口臭改善」です。
上記でも解説したように、歯石が付着していると汚れがつきやすくなり、細菌が繁殖してしまうため口臭が悪化します。
歯ぐきの炎症で出血し、膿が出るケースも少なくないため、不快な臭いになってしまうのです。
そのため、歯石を除去することができれば、口臭の改善につながります。
定期的に歯科医院を受診して、歯石を除去してもらうようにしましょう。
むし歯・歯周病のリスクを軽減できる
歯石の中には口臭を引き起こす菌も存在しますが、それだけでなく「むし歯菌」や「歯周病菌」も潜んでいます。
歯周病が進行すると、最終的に歯が抜けてしまう可能性があるだけでなく、認知症の発症や症状悪化を招く恐れも。
歯石は、毎日の歯磨きだけでは除去しきれません。
定期的に歯科医院で歯石除去を行うことができれば、歯周病菌やむし歯菌を減らすことができるでしょう。
歯茎からの出血を抑えられる
歯石を綺麗に取り除くことができれば、歯ぐきの炎症が改善されるため、引き締まった歯ぐきに戻すことができます。
歯ぐきが緩んでいると、ブラッシングするだけで痛みを感じたり、出血したりする場合も。
正しいブラッシングができなくなるので、どんどん歯垢(プラーク)が蓄積し、歯石が増えてしまいます。
その結果、歯周病が進行することになるのです。
歯石除去を行うことによって、歯ぐきの腫れや出血・膿などを抑えることができるため、口臭や歯周病の予防にもつながります。
歯石の付着を予防する方法とは?
歯石の付着を予防するためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
- 正しいブラッシングで磨き残しをなくす
- デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
- 定期的に歯科医院でメンテナンスする
ひとつずつ解説していきます。
正しいブラッシングで磨き残しをなくす
毎日の正しいブラッシングで、歯石の付着を予防できます。
まだ柔らかい「歯垢(プラーク)」の状態で、しっかりと取り除くことがポイント。
磨き残しの多くは、歯ブラシの届きにくい部分や歯と歯の隙間、歯と歯ぐきの境目などにできやすくなっています。
しかし「汚れを落としたい」という気持ちから、力強くブラッシングしてしまうと、歯ぐきを傷つけてしまうのです。
正しいブラッシングを身につけ、優しく一本一本丁寧に磨き上げることを意識しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
正しいブラッシングを意識し、毎日丁寧に歯磨きしていても、磨き残しが生じてしまうことも少なくありません。
特に、歯と歯の隙間には汚れが溜まりやすく、歯ブラシだけでは落とせない可能性も。
歯磨きと併用して、デンタルフロスや歯間ブラシを活用するのがおすすめです。
丁寧にブラッシングを行っても、汚れの6割程度しか落とせないと言われています。
残った汚れに気づかず放置してしまうと、口臭の原因にもなりますし、歯周病やむし歯を引き起こしてしまうことも。
歯間ブラシやデンタルフロスで、隅々まで汚れを掻き出し、歯石の付着を予防しましょう。
定期的に歯科医院でメンテナンスを行う
歯石の付着を予防するためには、定期的に歯科医院でメンテナンスしてもらうことが重要です。
正しいブラッシングをし、歯間ブラシやデンタルフロスでセルフケアしていても、磨き残している部分があることも珍しくありません。
セルフケアだけでは、口臭が発生したり、歯周病やむし歯になってしまう場合も。
「歯が痛い」「口臭が気になる」といった症状がなくても、3ヶ月に1度はメンテナンスに行くようにしましょう。
正しいブラッシング指導を受けられるだけでなく、自分では気づけなかった歯石を除去してもらえます。
「口臭が気になっている」
「歯周病を予防したい」
という方は、歯周病学会認定医がいる「和手歯科医院」にご相談ください!
歯の健康や口内環境に関する悩みは、一人ひとり大きく異なります。
当院では、患者さまそれぞれの悩みに寄り添って、丁寧な治療をお約束いたします。
小さなお子さまでも安心して楽しく通える環境を整えているので安心です。
また「歯医者は、治療が痛いので躊躇してしまう」という方でも無理なく通院できるよう、痛みを最小限に抑える治療を心がけています。
事前にしっかりと説明を行い、ご納得いただいてから、患者さまの希望に沿った治療を行います。
一般歯科だけでなく「矯正治療」や「インプラント」など、さまざまな歯の悩みに対応していますので、ワンストップで治療できるのもポイント。
阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。
矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ|歯石は口臭の原因となるため定期的なメンテナンスを!
本記事では、歯石が口臭の原因となる3つの理由や歯石を除去するメリット、歯石の付着を予防する方法について詳しく解説してきました。
歯石が口臭の原因となる理由には、付着した汚れからガスが発生することや、歯ぐきからの出血などがありましたね。
また、歯ぐきの腫れや出血を放置すると、膿が出てくるケースも。膿は、非常に不快な臭いを放ちます。
口臭予防や歯周病・むし歯の発症を防ぐためにも、正しいブラッシングを身につけ、歯科医院で定期的なメンテナンスを心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。