「歯並びが気になっているけど、ワイヤー矯正は痛いって聞くので躊躇っている」
「ワイヤー矯正の痛みは、どのくらい続くんだろう?ピークはいつまで?」
さまざまな症例に対応しているワイヤー矯正。
マウスピース矯正よりも、比較的痛みが強いと言われているため、なかなか踏み切れないという方も多いかもしれません。
矯正期間は人によって異なりますが、半年〜数年と長期にわたりますので、その間ずっと痛みが続くのか気になるところですよね。
痛みを感じるのは、歯が順調に動いているサイン!
ワイヤー矯正中に痛いと感じる原因やタイミング、対処法などを知っておくと、前向きに治療できます。
そこで本記事では、ワイヤー矯正中に痛いと感じる原因とタイミング、痛みを和らげる対処法について解説していきます。
ワイヤー矯正中に痛いと感じる5つの原因やタイミング
ワイヤー矯正は「痛い」というイメージをお持ちの方も多いですよね。
ワイヤー矯正中に痛いと感じる原因には、どのようなことがあるのでしょうか?
主な理由は、下記の5つです。
- 歯が移動することによる痛み
- ワイヤーの調整をしたとき
- 矯正装置が粘膜に当たって痛い
- 噛むときの痛み
- 歯磨きするときの痛み
それぞれ解説していきます。
歯が移動することによる痛み
そもそも「矯正治療」は、少しずつ歯を動かして治療していきます。
歯は「歯根膜」という、歯の根の周りにあるクッションのような組織で固定されているため、簡単には動きません。
ワイヤー矯正では、ワイヤーとブラケットを使用して、力を加えながら歯を動かしていきます。
この力が「歯根膜」に伝わることによって、動かしたい方向に圧力がかかるのです。
歯や歯茎に圧力がかかることによって、痛みや違和感などを感じてしまいます。
ワイヤーの調整をしたとき
ワイヤー矯正では、定期的に受診して、ワイヤーを調整します。
ワイヤー調整後に、痛みが強くなるケースも珍しくありません。
これは、歯に新たな力が加わることで、圧迫感や違和感が出やすいことが原因です。
ただし、調整後に感じる痛みは一時的なものである場合が多く、一般的に2〜3日で和らぐでしょう。
矯正装置が粘膜に当たって痛い
ワイヤー矯正が痛いと言われる原因の3つ目は、矯正装置が粘膜に当たるためです。
ワイヤーやブラケットが口の中の粘膜や舌などに触れて傷ができ、傷口から細菌が入ってしまい炎症を引き起こします。
これは「カタル性口内炎」である可能性が高く、味覚を感じにくくなったり口臭がきつくなったりするのが特徴です。
口内炎ができると、3〜4日程痛みが続き、1週間程度で自然治癒するのが一般的。
矯正中の口内炎についての詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
矯正中に口内炎ができる3つの原因|痛みを和らげる対処法を解説!
噛むときの痛み
ワイヤー矯正が痛いと言われる原因の4つ目は、噛むときの痛みです。
ワイヤー調整後は、歯が動いているので、食事の際に痛みや違和感を感じやすくなっています。
特に、硬いものを食べるときには歯にかかる力が大きくなりますので、痛みが増してしまうかもしれません。
ワイヤー調整後1週間程度は、柔らかい食べ物を意識すると良いでしょう。
矯正の痛みで食事が噛めない期間については、次の記事で詳しく解説しています。
歯列矯正の痛みで食事が噛めない期間はいつまで?痛みが強くなるタイミングを解説!
歯磨きするときの痛み
歯磨きするときに、痛みを感じてしまう場合もあります。
特に、矯正開始直後やワイヤーの調整を行なった際に、痛みが強くなるケースも。
外部からの刺激にも、非常に敏感になっているため、慎重に歯磨きしなければなりません。
柔らかめの歯ブラシを使用したり、マウスウォッシュを使ったりするのがおすすめです。
ワイヤー矯正中の歯磨きについては、下記の記事で詳しくまとめています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
ワイヤー矯正中の歯磨きは難しい?歯磨きが痛い場合の対処法を解説!
ワイヤー矯正の痛みのピークは?
ワイヤー矯正の痛みは、主に「矯正開始直後」と「ワイヤー調整後」に多くみられます。
痛みのピークは一般的に2〜3日後となっており、食事が摂れなかったり歯磨きするのも難しかったりするかもしれません。
そこから徐々に痛みは軽減し、おおよそ1週間程度で治るでしょう。
痛みの感じ方には個人差がありますが、我慢できないほどの痛みや、いつまで経っても痛みが軽減されないときには速やかに歯科医院に相談するのがおすすめです。
ワイヤー矯正が痛い!対処法を紹介
ワイヤー矯正中の痛みがひどい場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
主な対処法は、下記の6つです。
- 鎮痛剤の服用
- 患部を冷やす
- 食事を工夫する
- 矯正用ワックスを使用する
- ワイヤーの力を調整してもらう
- セルフライゲーションブラケットの使用
それぞれ確認していきましょう。
鎮痛剤の服用
ワイヤー矯正中、歯が動いているときには強い痛みを感じることもあります。
できれば、歯科医院に相談して、痛み止めを処方してもらうのがおすすめです。
しかし、過度に服用してしまうと、歯の動きに遅れが出てしまったり正しい位置に動かなかったりすることも。
担当医師に相談し、容量を守って服用するようにしましょう。
患部を冷やす
歯が動いてることによって痛みを感じている場合には、患部を冷やすことも一つの方法です。
氷枕や保冷剤などをタオルに包み、患部に当ててみましょう。
ただし、冷やしすぎは、歯の動きの妨げになってしまう可能性も。
氷を直接患部に当てたり、長時間にわたって冷やし続けたりするのは避けるようにしましょう。
食事を工夫する
ワイヤー矯正中は、食事を噛む際にジンジンとした痛みを伴うケースも少なくありません。
調理方法を工夫したり、柔らかい食べ物を中心にしたりすると良いでしょう。スープやヨーグルト、ゼリーなどは、痛みが強い時でも比較的食べやすいはずです。
また、パンやマッシュポテトなど、力を入れなくても食べられるものを選ぶのもおすすめ。
それだけでなく、ひき肉料理や卵料理も、歯にかかる負担を軽減してくれます。
野菜や魚、肉などを、一口サイズに小さく切り分けると食べやすいかもしれません。
矯正用ワックスを使用する
矯正用ワックスの使用は、ワイヤーやブラケットによって、お口の中に傷や口内炎ができてしまった場合に効果的な方法です。
矯正装置が粘膜などに擦れて痛いときには、ワックスを使用することで、痛みを軽減できます。
矯正用ワックスは歯科医院で販売されており、自宅で痛みを感じた際でも、ご自身で対応することが可能です。
ただし、飲み物を飲んだり食事をしたりすると、簡単に取れてしまいますので注意しましょう。
ワイヤーの力を調整してもらう
矯正開始直後やワイヤー調整後に、痛みが強くなることは、上記でも触れてきました。
一般的に1週間程度で強烈な痛みからは解放されますが、場合によっては、なかなか痛みが引かないケースも。
その際は、無理せず担当医師に相談しましょう。
歯を移動させるために、ワイヤーをきつく締めていますが、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合には調整してもらうことも可能です。
セルフライゲーションブラケットの使用
ワイヤー矯正が痛いと感じるときの対処法として、セルフライゲーションブラケットの使用も効果的です。
従来のブラケットは結紮線(細い針金)やゴムでワイヤーを固定することが一般的。
しかし、セルフライゲーションブラケットでは、結紮線やゴムの代わりにブラケットについています。
開閉式のシャッター状のフタでワイヤーを固定するため、摩擦が小さく弱い力でも歯をスムーズに動かすことができるのです。
これによって、矯正治療中の痛みが軽減されたり、治療期間が短縮される可能性があります。
ワイヤー矯正をする方は、セルフライゲーションブラケットを扱っている歯科医院で矯正の相談をすることも検討しましょう。
まとめ|ワイヤー矯正で痛いと感じるのは歯が動いている証拠!
本記事では、ワイヤー矯正で痛いと感じる5つの原因やタイミング、痛みを感じた場合の対処法などについて詳しく解説してきました。
ワイヤー矯正中に痛いと感じる主な理由は、歯が正しい位置に動く過程で、歯や歯茎に力が加わることが原因のひとつだとわかりましたね。
そのため、ワイヤー調整後も新しい力が加わるので、痛みを感じやすくなります。
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「信頼できる歯科医院を探している」
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また、痛みを最小限に抑える治療ができるよう工夫しており、一人ひとりの患者さまに寄り添った診察もポイントのひとつ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。