「出っ歯は、マウスピース矯正(インビザライン)で治すことができる?」
「マウスピースだけでは対応できない出っ歯もあるって本当?」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
出っ歯は、口元のコンプレックスを感じやすい歯並びのひとつですよね。
会話したり食事したりする際にも、1番目につきやすい部分のため、気にしている人もいるでしょう。
歯列矯正を検討していても、ワイヤー矯正に抵抗があり、躊躇していることもあるはずです。
出っ歯は、マウスピース矯正だけで治すことができるのでしょうか?
そこで本記事では、マウスピース矯正で出っ歯を治すことができるのか?や放置するリスク、マウスピースだけでは治療が難しいケースについて詳しく解説していきます。
マウスピース矯正(インビザライン)で、出っ歯を治したいと考えている方の参考になると幸いです。
出っ歯はマウスピース矯正で治療可能!
出っ歯は、マウスピース矯正で治療可能です。
基本的に「軽度〜中度」の出っ歯の場合は、マウスピースで対応できるといわれています。
- 【軽度】突出が4〜6mmで、噛み合わせに問題がないこと
- 【中度】突出が6〜9mmで、噛み合わせに問題が生じることもある
- 【重度】突出が9mm以上で、口が閉じにくい
上記はあくまでも目安です。
昔は「出っ歯をマウスピース矯正で治すのは難しい」とされていましたが、近年では数多くのケースに対応できるようになりました。
ただし自己判断は難しいため、マウスピース矯正が可能かどうかは、歯科医師に判断が必要となります。
噛み合わせや骨格に大きな問題がなければ、マウスピース矯正で対応できる可能性が高まるでしょう。
また治療期間には個人差がありますが、部分矯正の場合で「半年〜1年程度」、全体矯正の場合は「1年半〜3年程度」となるのが一般的です。
マウスピース矯正で対応できない出っ歯とは?
軽度〜中度の出っ歯であれば、マウスピース矯正で歯並びを改善できることがわかりました。
それでは、マウスピース矯正で対応できない出っ歯には、どのようなものがあるのでしょう。
結論からいうと「歯槽性の出っ歯」であれば、マウスピース(インビザライン)で治せる可能性が高くなります。
歯槽性とは、歯の傾きや並び方に問題がある「不正咬合」のこと。
しかし「骨格性の出っ歯」の場合は、治療が難しいケースも。
出っ歯の原因が骨格にある場合、マウスピース矯正では対応できず、ワイヤー矯正や外科手術との併用が必要になるかもしれません。
例えば、上顎の骨自体が前方に突き出している症例です。
マウスピース矯正(インビザライン)は「歯の位置を動かす治療法」であるため、骨格自体を変えることはできません。
また、骨格性と歯槽性が複合している症例も、治療が難しいとされています。
出っ歯を放置するリスク
「出っ歯が気になっているけれど、なかなか治療に踏み切れない…」という人も多いですよね。
出っ歯を放置してしまうと、さまざまなリスクが生じます。
- むし歯や歯周病のリスクが高くなる
- 奥歯を失うリスクの上昇
- 顎関節症になる可能性も
- 発音や滑舌にも影響する
- 見た目のコンプレックス
ひとつずつ解説していきます。
むし歯や歯周病のリスクが高くなる
出っ歯を放置するリスクの1つ目は、むし歯や歯周病のリスクが高くなることです。
出っ歯は、口が閉じにくいので「ドライマウス」になりやすく、口の中が乾燥してしまいます。
唾液による自浄作用が働かなくなり、虫歯菌の増殖につながるのです。
乾燥した状態が続くと、口腔内の免疫力も低下するので、歯周病を招く可能性も高まります。
また、歯並びがデコボコしているため、歯と歯が重なり合った部分に歯ブラシが届きにくく、歯垢(プラーク)が溜まりやすいというデメリットも。
歯並びが乱れていると、口腔内を清潔に保つのが難しいため、むし歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。
奥歯を失うリスクの上昇
出っ歯を放置すると、前歯がうまく噛み合わない状態が続くことになります。
そのため、食事を噛む役割は、すべて奥歯が担うことになるのです。
奥歯に過度な負担がかかることとなり、ヒビが入ったり、詰め物や被せ物が取れたりする可能性も。
最悪の場合、奥歯を失うこともあるでしょう。
顎関節症になる可能性も
出っ歯とは、上顎の前歯が下顎の前歯よりも前に突き出している状態です。
噛み合わせたときに前歯がうまく機能せず、噛む力が奥歯に集中してしまいます。
そのため、不自然な力が加わり続けることとなり、顎の関節を支える筋肉に負担がかかってしまうのです。
顎関節症になると、顎の痛みが強くなるだけではなく、開口障害や頭痛を引き起こす恐れもあるため注意しましょう。
発音や滑舌にも影響する
正しい発音をするためには、前歯の位置が非常に重要な役割を担っています。
出っ歯の場合、前歯が前方に出ているため、舌が正しい位置に届きにくくなるのです。
特に「サ行」や「タ行」の発音は、隙間から空気が漏れてしまい、聞き取りづらくなる恐れも。
そのため、人前で話すことや、人とのコミュニケーションが苦痛になってしまうこともあるでしょう。
見た目のコンプレックス
出っ歯を放置するリスクの5つ目は、見た目のコンプレックスです。
出っ歯は、口元全体が突き出して見えてしまいます。口が閉まりにくいといった症状が表れることも。
もっとも目立つ部分となるため、口元のコンプレックスにつながりやすいと言えるでしょう。
笑うことや、人と会話することに抵抗を感じるようになり、自分に自信が持てなくなる可能性も。
消極的な性格になったり、いじめの対象になったりするケースもあります。
出っ歯でお悩みの方は和手歯科医院にご相談ください!
「出っ歯がコンプレックスだけど、ワイヤー矯正には抵抗がある…」
「自分の出っ歯が、マウスピース矯正で治るのか知りたい!」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度和手歯科医院にご相談ください!
他院で、マウスピース矯正を断られた方でも、当院であれば対応可能なケースも。
一人ひとりの患者さまの悩みに丁寧に寄り添い、最適な方法をご提案いたします。
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日本矯正歯科学会認定医である「矯正専門医との連携」も行っているため、安心して矯正治療をお受けいただけるはずです。
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まとめ|マウスピース矯正で出っ歯は治せる
本記事では、出っ歯はマウスピース矯正で治すことができるのか?対応できない症例や放置するリスクについて詳しく解説してきました。
一言で「出っ歯」といっても、骨格性と歯槽性、骨格性と歯槽性の複合型があることがわかりましたね。
歯槽性の出っ歯であれば、マウスピース矯正で治療できる可能性が高くなります。
その一方、骨格性や複合型の症例の場合は、骨格自体を変えることが難しいため、外科手術やワイヤー矯正と併用することになるかもしれません。
自己判断は難しいので、専門医に詳しく検査・診断してもらうのがおすすめです。
出っ歯を放置してしまうと、さまざまなリスクを引き起こしてしまうため、まずは歯科医院を受診してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。