「口呼吸が、歯並びに悪影響を及ぼすって本当?」
「子どもの口呼吸は、どうやって治せばいいの?」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
気づけば、いつも口がポカンと開いているので気になっているという親御さんも少なくありません。
「小さい頃の癖だから、もう少し大きくなったら自然に治るだろう」「言って聞かせれば、すぐに改善するはず」と、後回しにしてしまうのは危険です。
口呼吸は、単なる「癖」では片付けられないケースもあります。
放っておくと、歯並びや噛み合わせ、身体にも悪影響を及ぼす可能性も!
そこで本記事では、子どもが口呼吸になる主な原因や歯並び・身体に及ぼす影響、効果的な治し方について詳しく解説していきます。
子どもが口呼吸になる4つの原因
子どもが口呼吸になってしまう原因には、どのようなことがあるのでしょうか?
主な原因は、下記の4つです。
- 鼻づまりやアレルギー性鼻炎
- 扁桃肥大・アデノイド肥大
- 口周りの筋力が弱い
- 歯並びや噛み合わせが悪い
それぞれ順番に解説していきます。
鼻づまりやアレルギー性鼻炎
子どもが口呼吸になる原因の1つ目は、鼻づまりやアレルギー性鼻炎などの鼻のトラブルです。
鼻が詰まっていると、鼻呼吸がスムーズにできないため、自然と口呼吸になってしまいます。
特にアレルギー性鼻炎の子どもの場合、花粉やハウスダストなどによって鼻詰まりが慢性化し、口呼吸が習慣化されてしまうのです。
扁桃肥大・アデノイド肥大
口呼吸になる原因のひとつに、扁桃肥大やアデノイド肥大があります。
扁桃肥大とは、喉の奥にある「扁桃」が大きく腫れている状態で、特に「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」が大きくなっています。
空気の通り道が狭くなるため、鼻呼吸がしづらくなり、口で呼吸することが増えてしまうのです。
また、アデノイド肥大は、鼻の奥にある「咽頭扁桃」が大きくなってしまう状態。
鼻呼吸するための通り道(鼻咽頭)が狭くなってしまうので、自然と口呼吸になります。
口周りの筋力が弱い
子どもが口呼吸になる原因の3つ目は、口周りの筋力が弱いことです。
口周りの筋力が弱いと、無意識のうちに口がポカンと開いてしまいます。
柔らかい食べ物ばかり食べていたり、噛む回数が極端に少なかったりすると、口周りの筋力が発達しにくくなるのです。
歯並びや噛み合わせが悪い
歯並びや噛み合わせが悪いことも、子どもが口呼吸になりやすい原因のひとつです。
歯列が乱れていると、唇が閉じにくくなるので、口が開きやすい状態になります。その結果、口呼吸をしてしまいます。
しかし元をたどれば、歯並びが悪い事が原因で口呼吸になるのではなく、口呼吸が原因で歯並びや噛み合わせが悪くなるのです。次の章で解説します。
口呼吸は歯並びに悪影響って本当?
子どもの口呼吸は、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるというのは本当でしょうか?
口呼吸は、歯並びに悪い影響を与えます。
鼻呼吸では、鼻で空気を吸い、口を閉じて舌を上顎につけている状態が正しい呼吸の状態です。
しかし、口呼吸になると口が開くため、舌の位置が下がり、舌が上顎から離れてしまいます。この状態を「低位舌(ていいぜつ)」といいます。
重要なことは、上顎骨は舌の力によって、成長するということです。
舌や頬・唇は筋肉であり、舌が上顎骨や歯を外側に広げ、頬・唇が上顎骨や歯を内側に狭くする力がかかります。
口呼吸になり低位舌になってしまうと、上顎は舌によって外側に広げる力がなくなり、成長が難しくなります。
それどころか、頬・唇が内側に狭くする力の方が優位になってしまい上顎が狭くなる可能性もゼロではありません。
さらに、上顎は下顎を覆っていますので上顎が成長して広がらない場合、下顎も成長が抑制されて広がらなくなります。
その結果、上下顎骨が十分に成長せず歯が並ぶスペースが不足し、歯並びが悪くなります。
また、口呼吸で口が開いた状態が続くことで、唇や頬の筋肉バランスが崩れることも。
具体的には、口が開くことで唇が歯を舌側に押す力が弱くなり、前歯が前方に出る「出っ歯傾向」になりやすくなってしまうのです。
さらに乾燥によって、口腔内環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
特に前歯の歯面の唾液が乾燥によってなくなり、再石灰化が阻害されることで、脱灰が優位になり、白斑・ホワイトスポットが生じることも。
早めに歯科や耳鼻科で口呼吸の原因を特定し、適切な対策を取るようにしましょう。
口呼吸が身体に及ぼすリスク
口呼吸は一見、ささいな癖のように思えますよね。
しかし、身体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
鼻呼吸は、空気中のウイルスやほこりを除去し、適度に加湿・加温する働きがあります。
その一方、口呼吸ではこれらの機能が十分に働かず、風邪や感染症にかかりやすくなるのが特徴。
また、口の中が乾燥することで唾液の抗菌作用が低下し、虫歯や歯周病・口臭の原因になるケースも珍しくありません。
さらに、口呼吸が習慣化すると舌や顎の位置が不自然になります。
それだけでなく、睡眠中の口呼吸はいびきや睡眠の質の低下を招くため、慢性的な疲労感につながるデメリットも。
このように、口呼吸は全身の健康に関わるため、意識的に鼻呼吸を心がけることが大切です。
子どもの口呼吸の治し方
子どもの口呼吸を治すには、どうすれば良いのでしょう。
効果的な対処法は、下記の3つです。
- 矯正治療を受ける
- 鼻呼吸テープを活用する
- 口周りの筋力を鍛える
それぞれ確認していきましょう。
矯正治療を受ける
口呼吸の原因が歯並びや噛み合わせの場合には、矯正治療を受けるのが効果的です。
矯正治療を受けることによって、出っ歯や受け口が改善され、口が閉じやすくなります。
矯正によって噛み合わせや口元のバランスが整い、自然と鼻呼吸しやすくなるケースもあるでしょう。
「子どもの歯並びが気になっている」「口呼吸の原因は、噛み合わせの悪さかもしれない…」とお悩みの親御さんは、ぜひ一度「和手歯科医院」にご相談ください!
歯医者が初めてという小さなお子さまでも、安心して通える環境を整えています。
生え変わりや噛み合わせの確認、小児矯正に対応しているのはもちろん、口腔機能の発達状況もチェック。
また「できるだけ削らない・できるだけ抜かない」治療を大切にしていますので、歯医者が苦手な方でも無理なく通っていただけるはずです。
事前にしっかりと説明を行い、ご納得いただいてから患者さまの希望に沿った治療を行います。
阪神電車「甲子園駅」から徒歩1分の立地ですので、アクセス面の心配もありません。
矯正治療やインプラント治療のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
鼻呼吸テープを活用する
ドラッグストアなどで販売されている「鼻呼吸テープ」を活用するのも効果的です。
就寝前に口にテープを貼ることで、自然と鼻で呼吸するようになります。
ただし、鼻づまりやアレルギー性鼻炎などの症状がある場合には、使用前に医師に相談するようにしましょう。
お口周りの筋力を鍛えるトレーニングを行う
お口周りの筋力を鍛えるトレーニングを行うことも、鼻呼吸を促す方法のひとつです。
中でも「あいうべ体操」は、口呼吸から鼻呼吸を促すための、代表的なトレーニングのひとつ。
口を大きくあけて「あ・い・う・べー」と順番に繰り返します。
①口を大きく開けて「あー」
②「いー」では、口を横にしっかりと広げます
③口を前方に突き出して「うー」
④「べー」で、舌を思い切り下に伸ばす
これを10回繰り返します。10回を1セットとして、1日3セットを目安に行うのが良いでしょう。
あいうべ体操は、口呼吸の改善だけでなく、いびき対策や口臭の軽減にも効果的です。
まとめ|子どもの口呼吸は歯並びに影響することもある
本記事では、子どもが口呼吸になる主な原因や口呼吸が歯並びに及ぼす影響、治し方などについて詳しく解説してきました。
口呼吸になる主な原因には、鼻のトラブルや口周りの筋力の弱さ、歯並びや噛み合わせの問題などがありましたね。
子どもの口呼吸を「単なる癖」と思って放置してしまうと、歯並びや噛み合わせにも悪影響を及ぼします。
それだけでなく、虫歯や歯周病・出っ歯や受け口などのリスクも高まりますので注意が必要です。
お子さまの口呼吸が気になったら、お近くの専門医に相談しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。




