「予防歯科って、何のことだろう?」
「定期検診との違いは?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「歯医者に行くのは、いつも歯が痛くなってから…」という人も少なくありません。
しかし、痛みを感じてから治療を始めると、長引いたり費用がかさんだりしますよね。
お口の健康を守るために注目されているのが「予防歯科」です。
予防歯科は、むし歯や歯周病を防ぐのはもちろん、身体全体の病気とも深い関わりがあります。
そこで本記事では、予防歯科とはどのようなものなのか?メリットや予防歯科で行う内容について詳しく解説していきます。
そもそも「予防歯科」とは?
予防歯科とは、むし歯や歯周病になってから治療を始めるのではなく、未然に予防するための取り組みのことです。
「口腔内の健康維持」を目的としており、定期的にクリーニングしたり、フッ素塗布をおこなったりします。
また、ブラッシング指導や食生活・生活習慣のアドバイスなどといった「生活習慣の改善」も、重要なポイントのひとつです。
3ヶ月に1度程度の頻度で定期的に通院し、良い状態をキープします。
予防歯科発祥の地はスウェーデン。
当時スウェーデンでは、数多くの国民が、むし歯や歯周病に悩んでいました。
そこで政府は、国家プロジェクトとして「治療から予防へ」という方針の元、予防歯科の基盤となる制度を整えていったのです。
その結果、スウェーデンでは2013年には80歳での平均残存歯数が21本となり、8020達成率も約65%を実現しました。現在では定期検診の受診率は90%に達しています。
一方、日本では、2024年に80歳での平均残存歯数は16本、8020の達成率は61%となりました。
それでは、予防歯科と定期検診の違いには、どのようなことがあるのでしょうか?
「予防歯科」と「定期検診」は、非常に深い関わりがありますが、厳密にいうと「目的」が異なります。
予防歯科は「口腔内の病気を未然に防ぐこと」が目的です。
その一方で、定期検診は「口腔内の問題を早期発見し治療すること」が、主な目的となっています。
ただし、定期検診は、予防歯科の取り組みの一つとされています。
予防歯科のメリット
予防歯科には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットは、下記の3つです。
- 全身の健康につながる
- むし歯や歯周病を防ぐ
- 医療費の負担を減らせる
ひとつずつ確認していきましょう。
全身の健康につながる
予防歯科のメリット1つ目は、お口の健康はもちろん、全身の健康につながることです。
「歯周病」には、さまざまな病気のリスクが潜んでいると言われています。
心疾患や脳梗塞につながる可能性があるだけでなく、糖尿病の症状が悪化したり認知症が進行してしまったりする恐れも。
また、むし歯が進行すると、頭痛やめまい・発熱などを引き起こす可能性も少なくありません。
予防歯科で、お口の健康を維持することは、身体全体の健康にも直結してくるでしょう。
むし歯や歯周病を防ぐ
予防歯科のメリット2つ目は、むし歯や歯周病を未然に防ぐことができる点です。
歯を失う主な原因には「むし歯」と「歯周病」の2つがあります。
進行してから治療を始めると、強い痛みが出るのはもちろん、歯周組織が破壊される可能性も。
すぐに完治するのは難しく、治療期間は長引いてしまいます。
予防歯科では、痛みを感じる前に適切な対応をしてもらえるため、治療の負担も軽減できるでしょう。
医療費の負担を軽減できる
予防歯科のメリット3つ目は、医療費の負担を軽減できることです。
「痛くなってから通院する」という場合、すでにむし歯や歯周病が進行しているケースも珍しくありません。
むし歯や歯周病が進行すると、長期間の通院を余儀なくされます。
それだけでなく、レントゲンを撮ったり麻酔をしたりなど、治療費がかさんでしまうのです。
予防歯科で、むし歯や歯周病を未然に防ぐことができれば、必然的に医療費を軽減できるでしょう。
予防歯科では何をするの?
予防歯科では、主に下記のような処置を行ないます。
- 口腔内検査
- PMTC(クリーニング)
- スケーリング
- フッ素塗布
- ブラッシング指導
それぞれチェックしていきましょう。
口腔内検査
予防歯科では、まず初めに口腔内検査をします。
レントゲンで口腔内を撮影したり、歯ぐきの状態を確認したりして、トラブルが起きていないか確認していきます。
むし歯や歯周病になりかかっている歯があった場合でも、定期的にチェックしてもらうことで、早期発見につながるのです。
PMTC(クリーニング)
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、歯科医師または歯科衛生士が行う、専門的なクリーニングのことです。
自宅で、どれだけ丁寧にブラッシングを行なっていても、プラーク(歯垢)や歯石が残っていることもあります。
PMTCでは、専用のブラシやペーストを用いて、歯を徹底的に綺麗にしてもらえるのが特徴。
クリーニング後は、歯の表面が滑らかでツルツルになるため、プラーク(歯垢)が付きにくい状態を保ってくれるでしょう。
スケーリング
スケーリングとは、歯の表面や歯周ポケット内にこびりついた歯石を、専用の器具で削り取る処置のことです。
歯垢(プラーク)が石灰化した歯石は、硬いため通常の歯磨きでは絶対に落ちません。
これを放置すると歯周病を悪化させる原因となるため、スケーラーと呼ばれる専用器具を用いて物理的に除去します。
スケーリングは、歯ブラシでは落としきれない「歯石の除去」を担っています。
フッ素塗布
歯科医院で、高濃度のフッ素(9000ppm)を歯面に塗り、むし歯を予防する処置のことです。
家庭で使用する歯磨剤に含まれるフッ素濃度は1450ppmなので、高濃度であり、むし歯予防効果が高いことが分かります。
歯の再石灰化を促進してエナメル質を強化し、菌の活動を抑えるのが特徴。
特に生え始めの子供の歯や、露出した大人の歯の根元に有効で、3ヶ月〜半年に一度の継続的な塗布が理想的です。
短時間で終わりますが、塗布後30分は飲食を控える必要があります。
市販品より高濃度な薬剤で、効率良く、強い歯を作ることができるでしょう。
ブラッシング指導
ブラッシング指導も、予防歯科に欠かせない取り組みの一つです。
主に歯科衛生士が、患者さま一人ひとりの口内環境に合わせて、正しい歯磨き方法を指導します。
歯科医院で定期的に検診を受けることも重要ですが、自宅でのセルフケアが疎かになってしまっては、むし歯や歯周病の予防はできません。
多くの方が毎日丁寧に歯磨きをしていると思いますが、正しいブラッシングができている人は、意外に少ないのが現状です。
間違った歯磨きを続けてしまうと、むし歯や歯周病を予防できないのはもちろん、歯や歯ぐきへのダメージとなっている可能性もゼロではありません。
ブラッシング指導によって、質の高いセルフケアができるよう、サポートしてもらえます。
まとめ|予防歯科は口腔内の健康を維持することが目的
本記事では、予防歯科とはどのようなものなのか?メリットや予防歯科でできることについて詳しく解説してきました。
予防歯科とは、むし歯や歯周病になってから治療を行うのではなく、未然に予防するための歯科診療であることがわかりましたね。
定期的なケアを続けることによって、身体全体の健康にもつながり、医療費の負担も軽減できるはずです。
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